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2006年8月29日 (火)

環境リスク心理学

「環境リスク学」では中西準子先生が有名であるが、「環境リスク心理学」についてははじめて知った。

今日の朝日新聞(2006年8月28日付朝刊)に「環境リスク心理学」の紙上特別講義が掲載されていた(中谷内一也帝塚山台教授による)。「環境リスク学」があるなら、「環境リスク心理学」があってもおかしくないわけだ。

米国産牛肉の輸入再開問題が例として取り上げられていた。

リスクは、その事象が起きる確率と、その事象がもたらす悪影響の大きさをかけあわせて評価される。悪影響の「期待値」のようなものを考えるわけである。タバコなら、タバコをすうことによって平均寿命がどれくらい縮まるか、放射線なら被曝量と発がん率の関係などを計算することができる。

しかし、一般人は、リスクの専門家とは違って、常に何かのリスクについて考えているわけではないから、リスクについて正しく認識しているわけではない。だから、イメージが先行して、実際よりも怖がりすぎたり、怖がらなすぎたりすることがある。これらをそれぞれ「恐ろしさ因子」、「未知性因子」というそうだ。

人間はすべて合理的に考えて行動しているわけではないことを前提として、考える経済学があったが、それの環境版というところだろう。

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