« 北陸電力、志賀原発で臨界事故 | トップページ | 血圧が高い 第3報 »

2007年3月17日 (土)

登山道スレスレに張られた高圧送電線 27万5000ボルト

一連の臨界事故隠ぺいに関する北陸電力社長の悠長な記者会見を聞いていて、こんなことがあったのを思い出した。

1111127_imgs2003年3月30日の日曜日、石川県辰口町にある観音山(かんのんやま)に登った。標高402mの小さな山でものの30分ほどで山頂に着いた。 山頂にある広場から道が続いていたので、少し下っていくと、高圧送電線が登山道の上部を横切っていて、その送電線の高さが地表からほんの4~5メートルほどしかなかったのである。測ったわけではないが、電車の架線なみの高さだった。(写真は2枚とも2003年3月30日撮影)

1111126_imgs 北陸電力に電話して確認すると、加賀東・金津線という名称の高圧送電線のNo.57鉄塔付近で、流れている電圧は27万5000ボルト、裸電線である。

北陸電力の担当者の話によると、法令で地表から7メートル離すように定められているので、そんなはずはないという話であったが、どう見ても7メートルの高さはなかったのである。

高電圧に対する安全距離は27万5000ボルトの場合、3メートルである(『第7版実験を安全に行うために』、化学同人刊)。3メートル以下に接近すれば、電線に接触しなくても、雷が落ちるように放電が起こり閃絡(フラッシュオーバ)することもある

私の目測どおり約4~5メートルだとすると、雨の日に登山者が傘をさして、下を通れば閃絡の危険もあるわけである

北陸電力小松支所に上記の旨、電話したのは2003年4月3日で、「見に行ってみる」と担当者は回答していたのだけれど、その翌年2004年6月13日に同じく観音山に登ったときに、もう一度送電線の状況を見てみたら、状況はまったく同じであった。担当者は本当に「見に行った」だけなのだろうか・・・。こういう状況になってしまった経緯はよくわからないが、何か対処はできないものか。

ちなみに石川県内の登山道や林道には、「加賀東・金津線 No.57 ↑」のような案内プレートがあちこちに貼ってある。これは、電力会社の送電線巡視のための案内なのだが、登山用の道しるべと非常に紛らわしいのである。はじめそれと知らず案内に従って行ってみると、送電線鉄塔があって行き止まりになっていたことがあった。一緒に登った仲間が間違えて、送電線巡視路に迷い込むところだったこともある。きちんと「送電線巡視用」などとプレートに一緒に記載すべきである。

|

« 北陸電力、志賀原発で臨界事故 | トップページ | 血圧が高い 第3報 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187788/14289171

この記事へのトラックバック一覧です: 登山道スレスレに張られた高圧送電線 27万5000ボルト:

» 南山小学校 [南山小学校受験奮闘記]
南山小学校 [続きを読む]

受信: 2007年3月17日 (土) 14時48分

» イラクの民間人犠牲者 [月に最悪記録と]
犯罪の要因も指 報道 定数 は観光客など計 [続きを読む]

受信: 2007年3月19日 (月) 20時36分

« 北陸電力、志賀原発で臨界事故 | トップページ | 血圧が高い 第3報 »