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2007年5月29日 (火)

電子顕微鏡でシャープペンシルの芯を見る

走査型電子顕微鏡(SEM)を使おうと、学生数名と出向いたら、SEMは使えたが、試料の前処理に必要なスパッタ装置が故障していた。

2006年9月7日付の『電子顕微鏡と三菱鉛筆』にも書いたが、電子顕微鏡で試料を観察するには、原則として試料に導電性(電気を通す性質)を持たせる必要がある。そのために、試料表面に薄く炭素を蒸着するのがスパッタ装置である。炭素の原料としては、三菱鉛筆のシャープペンシルの芯Bを用いる。

スパッタ装置が壊れてて、目的の試料が測定できなかったので、今回は、仕方なく、SEMのトレーニングとして、シャープペンシルの芯を観察してみた。芯は電気を通すので、炭素蒸着は必要ない。もともとは、炭素蒸着源とするために持っていたものである。

下はuni B 0.5mm (40本定価200円のタイプ)。下部に孔が見えるのは試料を貼り付けるためのテープで、上部に円柱状に見えるのがシャープペンシルの芯である。右が倍率を上げたもの。

Uni_2

さらに下は、Hi-uni B 0.5mm (40本定価300円の高級タイプ)。

Hiuni

断面の様子が全く違っているのであった。100円の差は大きい。SEMの練習として撮影したので、断面の出し方(切断し方)によって若干、見え方が違っている可能性はある。

シャープペンシルの芯は、層状構造の黒鉛(グラファイト)でできているのだが、芯に平行な形で、層がこんなにきれいにそろっているとは意外であった。こんなところにトップブランド、ハイユニの技術があるのだろうか。世界で一番滑らかな鉛筆と言われているだけのことはある。

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