科学的大発見、および技術的ブレークスルーのパターン
どんなときにノーベル賞級の大発見があって、波及効果の高い技術的ブレークスルーがあるのかをパターン化してみた。ただの私見。
■ 偶然の発見+セレンディピティ(serendipity)
セレンディピティとは、偶然の発見をそのままで終わらせず、その価値を正しく見出して、発展させる能力のこと。
ノーベル化学賞の田中耕一氏は、間違えてグリセリンをコバルトに混ぜてしまったことが大発見につながったし、同じく同賞の白川英樹博士は触媒の量を間違えたのが大発見のきっかけだった。人によっては、ただの「失敗」で片づけるかも知れない、偶然の結果を発展させたことによる成果だ。
レントゲンによるX線の発見(1895)も偶然である。金属に電子線を当てる実験を行っていたら、そこら辺に置いていた感光紙に、骨のかげが写ったというのが最初とされている。
電子レンジの発明も、マイクロ波を使った実験をしていた研究者が、ポケットに入れたチョコレートが溶けてしまうのを見て思いついたという。
ポストイット(付箋紙)の発明も、強力な接着剤を作ろうとしていた研究者の失敗例が元になっている。
ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊博士が、ニュートリノの研究を行ったカミオカンデも、もともとはニュートリノの研究をするためのものではなかった。陽子崩壊の研究をするために、とにかくノイズの少ない山の中に大量の水をためたものである。これだけ水をためれば、何個かは陽子崩壊するだろうと計画していたわけである。しかし、実際に実験を始めてみると、予想外の発光が観測されて、それがニュートリノによるものだとわかった。そこで、大幅な計画変更がなされて、ニュートリノの研究が行われることになったのである。超一流の物理学者でさえ、当初はニュートリノが観測されるとは予測していなかったところが面白い。
材料分野でも、直前に実験した人の不純物が電気炉に残っていたために、予想していなかった化合物(固溶体)ができて、特殊な機能性材料ができたという例がある。材料分野では、偶然による発見はかなり多い。
偶然の発見に頼る研究者を、むやみやたらに穴を掘って、宝探しをしている様子にたとえて揶揄する人がいるが、たいていの場合、専門的識見に基づいて、どこに穴を掘ればいいかという指針としてもっているものである。
当初の計画の通り、ガチガチに固まった研究を進めても、大きな成果を得ることは少ないように思う。
■ 仮説を立てて(予測して)、とにかくやってみる型(作業仮説型、思考が現実化型)
フラーレン(C60など)を発見した科学者は、サッカーボール型のジャングルジムで遊びながら、こんな形の分子があるはずだと常日頃から考えていたという。そう考えていなければ、測定結果に現れたノイズと見間違う小さなピークを、C60だとは思わなかったはずである。実際、別の研究者の古い測定データにはC60らしきピークがノイズっぽく現れていたらしい。C60など眼中になかったから深く追求しなかったのであろう。
X線回折を見出したブラッグBragg。X線はそれまで骨を透写するのに用いられていただけで、波長の短い電磁波であることは知られていなかった。ブラッグは何を考えてか、結晶にX線を当ててみると斑点模様が出てくることを発見した。もちろんブラッグの式が知られる前のことで、この結果からブラッグは有名なブラッグの式を導出したのである。ブラッグが何を考えて、結晶にX線を当てたのかだが、どうもエバルトEwaldと散歩しながら会話していたときに、ある仮説に至ったらしい。それまで知られていた可視光の回折では、波長が長すぎて、結晶では回折を起こさないといわれて、ピンと来たらしい。「X線は波長の短い電磁波ではないか。だとしたら、結晶で回折を起こすはずだ」と仮説を立てて、実験を行ったのであろう。
偶然の発見を、後からストーリー立てして、この発見パターンにアレンジすることも少なくない。学術としてはこのパターンの方が美しく見えるが、後々のためには正直に偶然と報告すべきと思う。
■ 人海戦術型
片っぱしからやってみて、うまくいくやつを探すというスタイル。偶然に頼るのとは違い、とにかく片端からやってみて、一番うまくいくやつを採用する。一番うまくいく要素を複数組み合わせれば技術、ノウハウとなる。
たとえば○○に用いるのに、一番、耐久性の高い材料を探せということで、素材メーカーから無数のサンプルの提供を受けてすべて試験をするなど。企業の研究所では、このスタイルで研究が進められることが多いような気がする。大学などアカデミックではこのタイプの研究はあまり見られないとようである(たぶん)。
■ 共同作業型(要素技術結集型)
たとえば、「フロッピーディスクの発明」には、外観を提案するとか、必要性能を思考上で限定するだけでなく、実際にその性能を実現するために、さまざまな要素技術が必要である。読み書きヘッドの設計、ヘッドの材質、ヘッドにつながる電気回路、ディスクの回転保持機構、ディスクの回転と同期させて読み書きする制御方法、フロッピーの磁性体の構造、磁性体の製造法、ディスクの積層構造、ディスクの表面処理法、フォーマット法など。
誰か一人が発明するというよりは、様々な分野の技術者の開発した要素技術の結集といえる。技術者同士が緊密にコミュニケーションをとりながら、進める技術開発である。日本企業が得意とするところらしい。
■ 既存のものの組み合わせ型
既存のものを組み合わせるだけで思わぬブレークスルーを得ることがある。組み合わせる技術のうち一つは新しめの技術であることが多い。赤外吸収分光(IR)にフーリエ変換(FT)を組み合わせたFT-IRなど。今はFTのつかないIRは売られていないほど、FT-IRが普及している。IRにフーリエ変換を組み合わせることにより飛躍的に性能が改善した。
■ 発想の転換型
30年くらい前、新幹線の速度の上限は時速二百数十kmといわれていた。それ以上になると車輪がレール上で空回りを始めてしまう(たとえば車輪が100メートル進む分回転していても、車両が80メートルしか進まない)というのが理由であった。
最近、「のぞみ」は時速300kmで営業運転しているし、技術的には時速360kmも可能である。フランスのTGVは最高時速574.8kmを記録している。
これには、別に車輪が空回りしても構わないじゃないかという発想の転換があったという。確かに空回りしても、車輪とレールの粘着力が完全にゼロになるわけではないだろうから加速は可能であろう。(この鉄道技術については要確認)
■ 天才のひらめき型
アインシュタインの「一般相対性理論」。量子力学黎明期におけるボーア、ハイゼンベルグ、シュレディンガー、ディラック、パウリ、ド・ブロイら。なぜかユダヤ系の科学者に多い。天才型が輩出するのか。真似をしようとすべきではないと思われる。
ちなみに一般相対性理論。何かに役に立つのかと思われてきたが、最近、理論提唱後100年にして、産業上、役に立ち始めたそうだ。GPSで位置を決める計算では、一般相対性理論に基づく計算を行わないと位置がずれる。
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コメント
島根大学客員教授の久保田邦親博士は、ロボットの巨大化にかかわるブレークスルーに関する理論を発表した。
従来より、ロボットの関節機構は巨大化すればするほど、自重のほうが面積より大きくなるので、関節機構が
ネックになり開発が困難と考えられていた。その境界潤滑問題にナノレベルのメカニズムを明らかにした。
それを炭素結晶の競合モデル(CCSCモデル)というのだが、摩擦面圧を上げるとダイヤモンドが生成しやすく
なり、機械の摩擦損傷が激しくなるのでロボットは巨大化できないとする原因を解明したことになる。
これに従えば、ダイヤモンドをつくらないトライボシステムを界面にデザインすることでガンダムみたいな
巨大モビルスーツが出来る可能性があることになる。
投稿: ナノベアリング(GIC結晶) | 2018年3月25日 (日) 18時12分
博士のfacebook結構面白かった。なんでも痛風(帝王病)がきっかけでこの原理を着想したらしい。
投稿: ラマン分光ファン | 2018年3月27日 (火) 15時33分
高面圧トライボロジーが活発化しそうですね。
投稿: ボスブランド | 2018年3月29日 (木) 10時29分
そういえば博士はダイセル、特機開発部門の首席技師に移籍されて様ですね。活躍期待しています。
投稿: ナノベアリング(GIC結晶) | 2018年4月 1日 (日) 07時12分
そうか、摩擦面積を変化させる自由度があれば、低フリクションと高面圧は同じ方向なわけだ。ハイテン金型で実績を積んできたSLD-MAGIC。相手材はプラスチック??
投稿: ポリマー屋 | 2018年4月 3日 (火) 16時24分
そうかこれで今から続く、長いハイブリッドの進化の過程で、この技術は有効に働く。エンジンはどんどん小さくなっても、馬力を落とさない方向に進化する。すなわち摺動面圧があがり続けるわけだ。そうなると早くこの理論に気がついたものが、次の時代のハイブリッドの覇者となる。これは日本メーカーにとってものすごく都合がいい。
投稿: 自動車メーカー | 2018年4月 4日 (水) 10時37分
ラマン分光の境界潤滑分析は重宝してます。
投稿: GIC結晶の先端科学 | 2018年4月 7日 (土) 20時37分
マルチスケール合金設計の論文を以前読ませていただきました。こういうカラクリが働いていたわけですね。
投稿: 機械部品メーカー | 2018年4月 8日 (日) 10時50分
博士はダイセルの姫路or播磨工場に来てトライボシステムを開発しているとか。
投稿: 金型メーカー | 2018年4月 8日 (日) 12時32分
AI(人工知能)をやっているとも聞くが。
投稿: 機械工学維新 | 2018年4月 9日 (月) 22時14分
まあ特殊鋼は日立金属で決まり!
投稿: プラスチックス関連 | 2018年4月13日 (金) 00時01分
九州大学の院卒の方ですね。やっぱり九大か。
投稿: 素形材関連 | 2018年4月13日 (金) 23時38分
究極の秘密が解き明かされたわけですね。
投稿: ナノベアリングファン | 2018年4月22日 (日) 17時43分
PV値は900MPa・m/minでの実験とはかなり高いです。
www.hitachi-metals.co.jp/rad/pdf/2017/vol33_r03.pdf
投稿: 低フリクション | 2018年4月29日 (日) 18時29分
本当にこの世の中よくするためには博士のように後輩に背中を見せないといけませんね。わたしは出来ていないので、短い人生をどう生きるのか参考になります。
投稿: グラファイト層間化合物 | 2018年4月29日 (日) 22時11分
機械の摩擦機構の原理、本質がよくわかります。
投稿: スタンダード冷間プレス型 | 2018年5月 2日 (水) 16時07分
自動車のエンジン理論に実装できるようにすると、日本はドイツを出し抜くことが出来そう。
投稿: 自動車物理学者 | 2018年5月10日 (木) 19時11分
経済と地球環境問題の両立点の一つですね。やはりハードの飛躍がないと、具体的エネルギー消費の削減はなかなか出来ませんからね。HV→EVに変えても、たいして石油エネルギーの消費が変わらないという資産もありましたしね。
投稿: ハイブリッド派 | 2018年5月14日 (月) 11時16分
博士の一騎当千のような理論の講演を生でも聞きたい。
投稿: 物理関係 | 2018年5月21日 (月) 03時47分
久保田博士のリサーチゲートを見たら、材料物理数学再武装なる講義資料なるものかアップされていた。そこにかかれていた関数接合論を補助線とした人工知能の説明は目から鱗でした。
投稿: 某学生 | 2018年5月22日 (火) 22時22分
博士のトライボシステムの意味が分かりました。ポリアセタール系のコーティング部品とSLD-MAGICを油潤滑でやるということなのだと思います。
投稿: 天辻 | 2018年5月25日 (金) 03時26分
SLD-MAGICはNAK55よ4いもいい性能が得られます。
投稿: 自動車部品業界 | 2018年5月30日 (水) 22時53分
これですね。
https://www.researchgate.net/publication/325178980_Plinciple_of_artificial_interigence_on_basis_of_thermodynamical_aproach
投稿: 自動車部品業界 | 2018年6月10日 (日) 00時12分
スペルの間違いを修正されたようです。
https://www.researchgate.net/publication/325178980_Plinciple_of_artificial_intelligence_on_basis_of_thermodynamical_aproach
投稿: 機械摺動部品関係 | 2018年6月16日 (土) 21時18分
ナノベアリングで何倍もの面圧に耐え、それが今や樹脂技術にゆだねられているようですが、こういった世界に久保田博士はどういった絨緞爆撃を行うのだろうか。
投稿: 東部軍管区情報 | 2018年7月27日 (金) 21時10分
違うんじゃないのかな、博士の属していた冶金研究所がものすごい陰謀で、おかしな位置づけになっている名誉を回復したかっただけなのではないだろうか。
投稿: 日本刀ファン | 2018年8月19日 (日) 20時41分
まあ俯瞰工学が謎を解くカギだろうな。
投稿: 誰のための俯瞰? | 2018年9月 8日 (土) 20時51分
そうではないよ。久保田邦親&Facebookで調べるといきさつが分かると思う。
投稿: 井上謙一 | 2018年9月13日 (木) 20時56分
トライボロジーにおいて空前絶後の画期的理論だとおもいます。SLD-MAGICを人工知能を応用して合金設計なされたことも世界初の業績だと言われています。
投稿: 特殊鋼関係 | 2018年9月24日 (月) 01時31分
人工知能関係では材料物理数学再武装がブレークしているみたいですね。
投稿: とろろ | 2018年9月24日 (月) 14時33分
素形材センターの経済産業大臣賞や、中国地方の発明協会の文部科学大臣奨励賞の栄誉に浴した発明ですね。
投稿: SLD-MAGICファン | 2018年9月27日 (木) 21時50分
二重擬三元系状態図の理論素晴らしいと思います。
投稿: プラスチック | 2018年9月29日 (土) 10時21分
そうですね日本鉄鋼協会で聞きました。産業界の革命的理論を目立たないようなプログラムを組んでいる感じでしたが結構反響があったようです。
投稿: 東大学生 | 2018年10月 3日 (水) 21時07分
仙台、伊勢がおちた。次は京都。
投稿: 播磨王ウォッチャー | 2018年11月12日 (月) 19時07分
内燃機関シンポジウムですね。空前絶後の境界潤滑理論ですね。
投稿: アダマンタン | 2018年12月 1日 (土) 07時19分
人工知能の研究者は物質・材料工学に対する視点がちゃうわ。
投稿: アダマンタン | 2018年12月 9日 (日) 21時30分
島大の久保田教授は凄い。
投稿: 特殊鋼関係 | 2018年12月21日 (金) 23時40分
関数接合論が特にいい。
投稿: 東大学生 | 2019年1月13日 (日) 01時03分
それにしても中津英司とはなにもの?うざいよね。
投稿: 金属マニア | 2019年1月14日 (月) 03時29分
HVエンジンの逆襲か~。
投稿: コンプレッサー担当 | 2019年2月22日 (金) 19時34分
二重擬三元系状態図は有機から無機を含む、境界潤滑時のトライボケミカル反応をシンプルにまとめている。
投稿: 知能デバイス関係 | 2019年2月23日 (土) 07時33分
ナノテックはもうすこし剛性が高いボールオンディスク試験機はあるのかと博士がいっていた。
投稿: ダイヤモンドオイル | 2019年2月25日 (月) 00時52分
いずれにしてもパラダイムシフトですね。
投稿: ラマン分光ファン | 2019年4月11日 (木) 19時05分
プラントメンテナンス分野でラマン分光法の応用を考えているようですね。
投稿: 実機担当者 | 2019年6月 4日 (火) 19時59分
さすが鋼の錬金術師と呼ばれた男。
投稿: 日本刀ファン | 2019年6月15日 (土) 19時33分
久保田先生は、いろいろな学協会で研究業績をご講演なされているようですね。
投稿: 播磨科学技術団 | 2019年8月15日 (木) 18時07分
ハイテン成形の金型用鋼で素形材の経済産業大臣賞を受賞なさっていますね。
投稿: ピストンリング技術者 | 2019年8月31日 (土) 04時45分
いずれにしてもコーティングもPVDのような硬質皮膜一辺倒からの脱却が起こりそうですね。
投稿: 塑性加工関係 | 2019年9月 9日 (月) 17時11分
ラマン分光と放射光を組み合わせいた研究はトライボロジー分野では少なかった。画期的だと思います。
投稿: ダイヤモンドオイル | 2019年9月11日 (水) 20時48分
Eppendorf社製の精密ピペットで
貧潤滑をコントロールされていたのですね。
投稿: ボールオンディスクマン | 2019年9月15日 (日) 03時35分
私は久保田博士のご経歴からなぜダイセルへ移籍されたのか?日立金属における華々しいご活躍のなかのこの行為それ自体が新たなトライボロジーにおける歴史的変革の要請であるような気がします。
投稿: ダイヤモンドシンポジウム関係 | 2019年10月21日 (月) 15時18分
それはラマン分光でダイヤモンドを計測するとわかりますよ。
投稿: ボールオンディスク技術者 | 2019年10月27日 (日) 21時03分
わたしもラマン分光でダイヤモンドのピーク確認しました。
投稿: ステアリン酸ファン | 2019年11月21日 (木) 03時07分
最近、CCSCモデルというものを知りました。これは境界潤滑状態(機械のオイルを介した摩擦状態)で面圧が数千MPaの強度のある鉄鋼が数十MPaしか耐えられないのはナノレベルではグラファイト片がダイヤモンドになることを報告したもので
C.C.yang and S.Li: J. Phys. Chem. C 112, (2008), p.1423-1426.
などを根拠にラマン分光測定結果などを理由にしているものだ。もしこれが本当だったら、ナノレベルのダイヤモンド生成の抑制方法を緻密に制御すれば、高面圧に耐えられる機械ができる可能性を示唆していることを意味している。
投稿: ボールオンディスク技術者 | 2019年11月21日 (木) 21時24分
EHL理論の専門家であれば、油膜は絶対に切れないというでしょうね。しかし境界潤滑状態というのもうすでに油膜は切れています。電気抵抗を計った実験が調べればたくさん出てきます。しかし問題は「油膜が切れる」と言いたくなるような突然死(サドンデス)が起こるのはなぜかということです。それに明確な答えを出したのが久保田博士のCCSCモデル。なんと潤滑油由来の表面に張り付いたグラファイト膜(トライボフィルム)がナノメートルのダイヤモンドになるというものです。詳しくは「境界潤滑現象の本性」で検索してみてください。
投稿: クリスマス | 2019年12月22日 (日) 23時46分
本当にエンジンの焼付きに関するデマは多いですよね。油膜切れが原因だとか言ってほとんど今日境界潤滑領域で作動している。しかしそういった中でCCSCモデルを純科学技術的に提唱している久保田博士には脱帽します。
投稿: デトロイトメタルケンイチ | 2019年12月26日 (木) 22時09分
理化学研究所なども関連するのかなあ。
投稿: 日本アルプス | 2020年3月 6日 (金) 07時46分
摩擦テストは、フラットオンフラットを真面目に信じている、自動車技術者にショックを受けた体験を聞いたことが久保田博士の話であります。あとどぶ付けのオイル試験は何を評価しようとしているのかとも言っていた。トライボロジーの伝承はどうしてそんなにも貧弱なくせに、目先を変えたおよそ大系化の意思とは程遠いと見える実験が百花繚乱するが、それでは世間に捨てられる。文科省目線のテーマ設定を意識し過ぎなのか?こここそが社会に夥しくある機械のメカニカルな効率のキモなのにと言っていたことが印象的でした。
投稿: 表面技術関係技術士 | 2020年5月10日 (日) 17時53分
これなら特殊鋼の流通関係者でも簡単にテストできますね。
投稿: 大同エンジニア | 2020年7月 7日 (火) 13時39分
さすが戸畑鋳物
投稿: | 2021年7月10日 (土) 16時29分