研究室で実験生活をするときの小さな注意事項
大きな注意事項としては、安全防災関係、特に「ひとり実験禁止」などが挙げられるが、ここでは本に書いてないような比較的小さな注意事項。
- 実験の時は、秒表示のある時計を持つこと。携帯電話を時計代わりにしてもよいが、秒の表示は必須。ドコモdocomoの携帯は現在、秒の表示ができないものがほとんどなので、別に秒表示のある時計を持つ必要がある。(ドコモの携帯は何で秒表示ができないのか謎である)
- 実験、考察に使用するPCの年月日、時刻は正確に合わせておく。秒まで合わせることはないが、分単位まで正確に。一般にPCの時刻は数分ずれていることが多く、混乱を生みかねない(経時変化の測定で実験ノートとずれるなど)。
- 実験ノートには、各操作の時刻まで記入する。混合して30分待ちのような実験で、時刻をノートに書かずに時計を眺めている人が多いが、これはNG。
- PC制御の分析機器を用いることが多いが、PCでの「ファイル名」は実験ノートに記録しておく。また、ファイル名が指定できる場合は、情報を的確に有するファイル名にすることが望ましい。そうしないと後で対応がわからなくなることがある。特に他人が見たとき。
- 分析装置では、操作者(オペレータ)名、サンプル名、測定条件などを入力できるものが多い。面倒だからと空欄にする人が少なくないが、これらをきちんと正しく入力しておく。特に、前に入力してあるものをそのままにししない!間違いのもとなので、これは絶対NG
- 油性ペン(名前書きペンのような細いものでよい)を必ず持つこと。ガラス器具、容器、袋などに後から情報を書こうとしたり、情報を書いた紙片の上に置いて区別したりすると間違えることが多い。油性マジックで直接、書くこと。
- 保管用のサンプル瓶の表記は物質名だけでなく、氏名、年月日を記載する。月日だけでなく年も必要。原則西暦の下2桁(平成表記の時はHをつける)。他人が実験ノートと照合できるようにする。
- 土足禁止でない部屋でも、靴の泥、砂はできるだけ落としてから入室すること。
- キムワイプで鼻をかまない。ティッシュを使いましょう。
- 実験室の蛍光灯が点滅したり、切れたりしたら、必ず交換する(交換を施設部に依頼する)。蛍光灯が点滅したまま、2,3日、放置する研究室は何らかの問題を抱えていることが多い。
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