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2011年2月 7日 (月)

北鉄バスが同じ名のバス停に2回止まる訳

先日、交通辺鄙な場所で飲み会をするというので、自宅から北鉄バスのマイナーな路線48番系統というのに乗った。金沢大学(角間)と野々市車庫を結ぶ、電車の駅を通らない郊外同士を結ぶ路線である。

乗っていると、「有松(ありまつ)」というバス停に差し掛かったとき、「有松には二か所で停車します」とアナウンスがあった。まず、「有松」の1個目で停車して、出発した後、「続いて、有松」とアナウンスがあり、またもう一つの「有松」バス停で停車する。

なんで同じ名前のところに停車するんだろう。それなら、どちらか名前を変えたらいいんじゃないかなどと考えていたが、その理由が分かった。同じ名前じゃないとダメなのであった。

この路線はターミナル駅を結ばない路線である。主要なバス停(金沢駅、香林坊など)から出ているバス路線は、有松交差点で3方向に分岐する(下図)。左折(泉が丘方向)、直進(上有松方向)、右折(二万堂方向)である。それぞれ有松の交差点を過ぎた後に、「有松」のバス停が設置されているのである。3方向それぞれの上り、下りを合わせると6つの「有松」のバス停があることになる。

Arimatsu_2

私が乗ったマイナーな48番は、金沢・香林坊方向へ行かないので、場所の違う「有松」のバス停を2回通過することになる。だから、2つの「有松」で止まったのであった。図の赤が本数の多いバス、青が私の乗ったマイナー路線。

この2個の有松バス停は、バス停1個分くらい離れているし、何より、どちらか片方の停車だと旅客案内上、不都合なのであろう。

野町駅から金沢駅西口を経由して県立中央病院に向かうバスも、同じような理由で武蔵ヶ辻のバス停に2か所で停車している。北鉄バスは網目状に路線をもっているので、このような例は多いのであろう。

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