2012年7月10日 (火)

大学における実験・実習中の死亡事故

労災による死亡事故はよく耳にするが、大学の研究室などで実験中に死亡事故になるケースは比較的珍しい。それでも何年かに一度の割合で起きており、危険を伴う作業には注意が必要である。全ての事故を把握している訳ではないが、大学の実験・実習中に起きた死亡事故で記憶にあるものを整理してみた。

私の印象であるが、電気が専門の人が感電で、化学が専門の人が爆発でというのは、分母の割には少なく、有機材料を研究している人が感電で、電気・物理が専門の人が爆発や窒息でという例が多い。本来の専門外のモノを、取り扱う時に事故を起こしやすいのではと思う。

■ 大阪大学基礎工学部電子工学科 モノシランガス爆発事故 死者2名(1991年10月2日)

プラズマCVD装置を用いた実験中、シラン(モノシラン)ガスが爆発し、学生2名が死亡する事故が起きた。シランSiH4は還元するとシリコンSiになるので、シリコン薄膜を作る際の原料として半導体製造プロセスではよく用いられている。しかし、シランは空気と触れるだけで発火、爆発する危険なガスである。シランは亜酸化窒素(一酸化二窒素N2O)と混合しても爆発するが、この事故はシランガスのボンベに亜酸化窒素が逆流し、ボンベ内に高圧の爆発性の混合ガスが出来て爆発したものとされている。爆発したガス供給設備では、本来の配管に加えて、パージラインと言う、残留したガスを追い出すための配管が設けられていた。このパージラインは、シラン、亜酸化窒素など複数のガスと共用なので、パージラインを通じて並列つなぎのような状態になっていた。さすがにパージラインを通じて、ガスが逆流することは、前もって予知できていたので、逆流を防止する「逆止弁」が取り付けられていたのだが、この「逆止弁」が劣化し、逆流してしまったのである。

私は、事故当日のニュースでこの事故を知ったが、当日の報道では「行方不明者2名」であった。翌日朝刊では死者2名に変わっていたが、遺体の損傷が激しかったそうである。当時の高圧ガスの監督官庁であった通産省は事態を重く見て、翌年には規制が強化されていた。「役所にしては対応が早いな」と言ってたのを覚えている。

1991年10月3日朝日朝刊

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参考文献
1. 失敗知識データベース 失敗百選で、事故原因が分析されている。
2. 「大阪大学モノシランガス爆発事故調査委員会〈中間報告書〉(抄)」 高圧ガス Vol. 29, No. 9, pp. 604-612

■ 北海道大学工学部応用物理学科 液体窒素酸欠事故 死者2名(1992年8月10日)

低温実験室の準備室で、助手と大学院生の二人が倒れているのが発見され、同大学の病院に搬送されたが、血液中の酸素が欠乏する低酸素血症で死亡した。準備室では、液体窒素用の容器3個の内、1個が倒れて空になっていた。液体窒素を使って、室温を下げようとしているうちに、酸欠状態となって窒息したようである。

この事故に関して、涼むために液体窒素をまいていたと伝わっていることがあるが、それは誤解で、南極から採取した氷河期の氷が、古代の大気組成の研究のための試料として低温実験室に保管されており、冷却装置の故障で貴重な試料が溶けてしまうのを防ごうとしたというのが真相のようである。

助手と大学院生(D1)が亡くなった事故だったが、助手には労災で手厚い補償がなされるのに対して、大学院生にはそのような制度がなく、事故時の補償という点で当時、問題を投げかけた。当時の大学では、助手等教職員の命令で、末端の大学院生が危険な作業を強要されることが多かった状況もあり、色んな視点で話題になった事故だった。

酸素の足りない空気を一呼吸するだけで、倒れてしまうことは覚えておいてほしい。液体窒素をエレベータで運ぶことがよくあるが、万一、停電でエレベータが止まったり、エレベータ内でこぼしたりすると、窒息の危険があるので要注意である。

1992年8月11日読売朝刊

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■ 東京農工大学大学院生が千葉大工学部で実験中に感電死(1994年9月7日)

実験中、院生感電死/千葉大 1994年9月8日読売朝刊
 七日午後八時五十分ごろ、千葉市稲毛区弥生町一、千葉大工学部一号棟一階の実験室で、東京都K市、東京農工大大学院生Fさん(23)が、高電圧実験装置で感電し、意識を失って倒れた。仲間の学生が一一九番通報し、市内の病院に収容されたが、Fさんの心臓は停止しており、死亡した。
 千葉中央署の調べによると、Fさんは五・五キロボルトの高電圧の装置を使って真空状態を作り、物質の分子構造を研究する実験の準備をしていたが、誤って装置に触れたらしい。Fさんは装置の操作に精通しており、千葉大の要請で実験を手伝っていたという。

過失による事故の見方 千葉大での大学院生感電死/千葉 1994年9月9日 朝日朝刊(千葉地方版)
 千葉市稲毛区の千葉大工学部実験室で七日夜、東京農工大大学院生Fさん(23)が感電死した事故で、千葉中央署は八日現場検証を行った。検証の結果から、同署はFさんの過失による事故との見方を強めている。一方、大学関係者の間には「Fさんは装置の操作に習熟しており、信じられない」という声が多い。
 現場検証は同日午後一時から約二時間。実験室の管理責任者である原田義也・千葉大工学部教授らが立ち会った。同署によると、検証の結果から、Fさんが電源から延びるリード線を実験装置の超高真空装置(高さ約二メートル)につなぐ際、
何らかの原因で右手人さし指がプラグに入り感電死した可能性が高いという。
 プラグの内側についたごみと同質のものが付近の床で発見されたことから、ごみを指で除こうとしたとも推測できるが、詳しいことは不明という。
 超高真空装置は、原田教授が今年三月に東大教養学部を退官し、四月から千葉大工学部教授となったのにともない、五月に東大から千葉大に移転した。
 原田教授によると、船木さんはこの実験装置を使って二年ほど前から研究を続けている。取り扱いや感電の危険は熟知しているはずで、「なぜこんなことになったのか全く分からない。私の研究室の学生も同じです」と話す。
 上野信雄助教授によると、Fさんは実験に備えた下準備をしていた。真空状態を発生させるため、電源と装置のスイッチを入れる作業を行っていたらしいが、特別な技術はいらない基本的な作業で教官は付き添っていなかった。通常の手順とは異なることをしたためにFさんは感電したらしいが、なぜそのような動作をしたか、理由はわからないという。
 同実験室で、Fさんと二人で共同研究を続けてきた東京農工大の尾崎弘行講師は「F君は快活な性格。実験熱心で研究者を目指していた。残念でならない」と伏し目がちに話した。


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東京農工大学の大学院生が、千葉大学で実験中に亡くなった事故。責任の所在、管理責任で揉めたことが推測される。一般に籍のある所属先の責任が、大きくなることが多いと聞く。例えば、東京大学の大学院生がKAST(神奈川科学技術アカデミー)の研究室に派遣されて実験を行う場合、事故の際の全ての責任は東京大学に帰すると言う文書を交わすそうである。責任を押し付けあうことになると不都合だから、どちらか片方の責任にするというのを前もって決めておくということらしいが、KASTに法的責任が無いのかと言うとそういう訳ではないだろう・・・。ここら辺のことは、色々調べてもよくわからない。

実験に慣れてきた頃、熟練による慢心が事故を誘発することが多い。一人で漫然と実験をしていると緊張感を欠き、つい気付かぬうちに危険なことを行ってしまうことがある。言い古されたことだが、一人実験は厳禁である。

■ 岐阜大学工学部電気電子工学科4年生 感電死亡事故(1999年10月29日)

実験中に学生死亡 岐阜大工学部 1999年10月30日 中日新聞朝刊
 二十九日午後七時十分ごろ、岐阜市柳戸の岐阜大学工学部の電気電子工学科五一二号教室で、レーザー光線を使った実験をしていた同学部四年、Nさん(21)が
教室の床に倒れているのを、同じ実験グループの学生らが見つけた。Nさんは病院で手当てを受けたが、約二時間後に死亡した。
 岐阜北署の調べでは、Nさんはほかの学生四人と担当教授、助教授とともに、同日午前九時から実験をしていた。レーザー光線をカメラのフラッシュに
利用できないかを研究していたという。午後七時ごろに、全員が休憩のために別室に移動したが、Nさんだけは再び教室に戻った。その約十分
後、大きな音がしたため教室に戻ってみると、Nさんが床にあおむけに倒れていたという。
岐阜市消防本部には大学から「学生が感電した」と通報が入ったが、病院では感電とは断定できていない。遺体に外傷は見られず、同署は三十日に解剖して死因を調べる。

学生感電死 岐大教授ら不起訴 岐阜地検『予見の可能性なし』 2001年12月29日 中日新聞朝刊
 岐阜大学工学部(岐阜市)で一九九九年十月、工学部電気電子工学科四年の男子学生-当時(21)-がレーザー光線を使う実験中に感電死した事故で、岐阜地検は、業務上過失致死の疑いで書類送検されていた担当教授(62)と助教授(40)を不起訴処分にした。
 調べでは、学生は十月二十九日午後七時十分ごろ、研究室でレーザー光線の発振などの実験中に左ひじが実験装置の保護カバーの付いていないコンデンサー端子に、右ひざが皮膜していないアース線に触れ、全身に約三〇〇〇ボルトの電圧を受けて即死した。
 学生が主電源を入れて蓄電した後に放電ボタンを押すなどの正しい操作方法をとらず、床にひざまずいた状態で出始めのレーザー光線を見ようとしていたとみられることなどから、岐阜地検は「マニュアル通りなら事故はなかったと考えられ、教授らが事故を予見する可能性があったとまでは言えない」としている。

現場から無念な思い繰り返すな 実験中の死亡事故から1年 2000年10月29日 中日新聞朝刊

岐大の取り組みレポート 年2回の安全点検 教職員に救急救命講習も
 岐阜市柳戸の岐阜大学工学部の研究室で、電気電子工学科四年生のNさん-当時(21)-が卒業研究の実験中に感電死した事故から、二九日で一年を迎える。初の実験中の死亡事故に、大学は事故調査委員会を設け独自に原因を調べてきた。卒業研究が追い込みに入るこの時期。「無念な思いを繰り返してはならない」と、研究室の安全点検などに乗り出した岐大の取り
組みをレポートする。(報道部・大野孝志)
 事故の翌週、工学部は各学科長ら十人でつくる事故調査委員会を設置。再発防止策を練るため、警察の捜査とは別に原因を究明しようと、実験内容や現場の検証、同じ研究室の学生に話を聴くなどした。調査は昨年末に終わった。
 委員会によると、制御盤でコンデンサーのスイッチを入れたNさんは、自分の実験装置のある場所まで近道をしようと、机の列の下をくぐり抜けた。立ち上がろうとした際、コンデンサーの端子に触れた左ひじから、床についていた右ひざに電流が抜けたようだ。端子には約三千ボルトの電圧がかかっていたとみられる。
 人が通る所にある他の端子には、体が触れる可能性が高いため、あらかじめカバーを着けてあった。しかし野村さんがくぐった先は普段、人が通らない所のためカバーがなかった。
 事故を受け、工学部は一年生の時に配るだけだった冊子「安全の手引き」を使い、卒論研究に入る四年生に講義。教職員には救急救命法の講習も開いた。さらに事故の可能性を極力減らすため、研究室の安全点検に踏み切った。
 点検は年二回。五月と十月、安全環境保全委員会の教授が二人一組になり、講義や実験の合間を縫って行う。機器の周りが整理されているか、薬品庫にカギがかかっているか、事故の際の緊急連絡先が掲示してあるかなど、九つの項目を確認しながら点検する。
 レーザ一光線を使う実験室では、光が人に当たらないように壁が設けてあるか確認した。実験に使うガスボンベには地震でも転がらないよう、大きなストッパーを付けた。
 「地味な仕事です」と委員の教授は言う。しかし、見つかった危険個所が改善されない場合、学部長名でその実験室を使用禁止とする強制力がある。厳しさの背景には「研究室の安全を管理する教授たちに、まず意識を高めてもらおう」との委員の思いがある。
 工学部の落合省三事務長は強調する。「危険な薬品や装置でも、毎日接していると慣れてしまう。さらに、卒業と入学で学生が毎年入れ替わる。事故の記憶を風化させないために、安全点検を毎年行いたい」と。
 岐阜大学感電事故 昨年十月二十九日午後七時十分ごろ、「レーザーガラスの光学特性」という卒論テーマを掲げていたNさんが実験中に死亡した。死因は感電死。他の学生は隣室で休憩していたが、Nさん一人が実験室に戻っていた。大きな音に気づいた学生たちが駆け付け、床に倒れているNさんを発見した。

近道しようと、実験机の下をくぐろうとしたのが不運であった。人がふだん通る通路には高電圧部にカバーがあったが、ふだん人が通らないところにはなかったのである。実験室で、普通、人が立ち入らないような場所に立ち入ったり、ふだん触らない部分を触れたりするのは危険である。東京農工大の事故もそうだが、ふだん触ることを想定していない部分に触れて感電死している例が多い。

また、左手から感電した死亡事故と、右手からの感電死亡事故では、8割が左手からの感電だという統計もある。心臓に近いから致命的になりやすいのか、別の理由なのかはわからない。

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2012年1月16日 (月)

電気抵抗測定用の導電ペーストに関するメモ

セラミックスなどの試料の電気抵抗を測定する際、試料表面に導電性の電極を密着性よく作製する必要がある。これは通常、導電性ペーストを試料に塗布後、熱処理して作製するが、常温放置で作製できるタイプもある。簡便に済ませたい時は、2Bから6Bの黒鉛の多い鉛筆(ユニ、ハイユニなど高級なものが良い)で試料表面を塗って測定することもある。

Webに情報が少ないので、以下は、導電性ペーストに関するメモ。

常温硬化型の導電ペースト

  • 金ペースト・・・シルベスト8563、徳力本店工業品一課 03-3252-0181、室温×60分で硬化、酢酸エチル使用、最小ロット10グラム、高価、2011年1月で10g当たり65,100円
  • 銀ペースト・・・DuPont 4922、大宮化成など、アクリル樹脂使用、接着力強し
  • 銀ペースト・・・VL-10、タムラ化研 042-934-6134、接着力強し
  • カーボンペースト・・・ドータイト dotite XC-12、比較的入手しやすい

100~200℃で硬化する低温硬化型の導電ペースト

  • 金ペースト・・・シルベスト8560、徳力本店工業品一課 03-3252-0181、100℃×30分で硬化、アクリル樹脂で硬化、400~500℃以上で加熱すると剥がれる可能性あり、最小ロット10グラム
  • 銀ペースト・・・アレムコボンド525、ニラコなどで取扱い、149℃×2時間 or 177℃×1時間で硬化、10グラム12,000円(2011年7月現在)

中温硬化型の導電ペースト

  • 金ペースト・・・シルベスト8570、徳力本店工業品一課 03-3252-0181、700~900℃×10分 or 500℃×60分、450℃で融けるホウケイ酸鉛を結着剤
  • 銀ペースト・・・PM60、徳力本店工業品一課 03-3252-0181、350~400℃で融けるガラスが結着剤。別の型番5101~5103は550~600℃×6~10分間熱処理するタイプ。

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2011年6月30日 (木)

国土交通大臣認定の「不燃木材」、10社中9社が性能不足

建築基準法に基づく「不燃材料」として、国土交通大臣の認定を受けた「不燃木材」の抜き打ちサンプル調査を同省が行ったところ、10社10製品中、9社9製品が必要な不燃性能を有しておらず、かつ大臣の認定した仕様を満たしていないことが明らかになった。

ちなみに、私が共同研究で関係した会社、および不燃材料はこの9製品の中に含まれていなかった。

国土交通省報道発表資料「不燃木材に関する不燃材料の大臣認定仕様との不適合について」

9社9製品の内訳はこちら mlitlist.pdf 。9社は(株)ヨコタニ、アドコスミック(株)、(有)ASA・不燃木材合板、(有)ナニハ木材、チャネルオリジナル(株)、(株)丸七ヒダ川ウッド、亀村木材(株)、越井木材工業(株)、(株)ARS。(使用実績の多い順)

1998年に建築基準法が改正され、不燃材料は「仕様規定」から、「性能規定」に変更された。つまり、それまで材質が鉄、コンクリート等でなければ不燃材料として認められなかったのが、試験で一定の不燃性能を満たせば、木材でも不燃材料として認められるようになった木材を不燃加工し、手続きを経て、国土交通大臣の認定を取得すれば、建築物で鉄が使われていた場所に、不燃木材を使用できるようになったのである。

不燃材料の認定を受けるには、10cm×10cmの試験片を、コーンカロリーメータで加熱し、20分間の発熱量が8MJ/m2以下で、かつ試験片に亀裂、貫通が生じないことが必要条件になる。試験片の厚さは、認定を受けたい厚さにしておく。ちなみに10分間の発熱量が8MJ/m2以下なら「準不燃」、5分間の発熱量が8MJ/m2以下なら「難燃」となる。

認定の際には、上記の条件をクリアした際の試験片の厚み、比重(密度)、塗装の有無、使用した薬剤とその量などを記載して、その仕様での認定となる。上記の9製品は不燃性能を満たさないどころか、比重でさえ認定を受けた仕様の範囲になかった。これは注入した薬剤量の不足を意味する。不燃認定を受けた後は、いい加減な品質管理のもとに出荷していたようである。不燃木材なのに、かなり安い価格で流通していたとも聞く。

基準を満たさなかった9製品のうち、7製品の発熱量が基準の8MJ/m2の5倍を超え、1製品が10倍を超えた。1製品は裏側まで亀裂が入ったという。

木材は、工業製品とは異なって、加工前の木材の性質にばらつきが大きい。丸太のロットによって異なるし、辺材か芯材か、節の付近かによっても異なる。特にスギ材はばらつきが大きいようである。まじめな業者は、安全のために少し多めに薬剤を注入しておく。

ちなみに、不燃木材は、上述の不燃性能を満たすものであるが、炭化しない訳ではない。炭化して黒くなるが炎を出さないものをいう。炎が出るものは、上述の発熱量をクリアできないはずである。

現在、不燃認定試験は以前よりかなり厳格になっている。サンプルの切断を先方でやったり、提供した多数の試験片の中から先方が選んだりである。今回の9製品は、いずれも2004~2007年に認定を受けたものであった。

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2011年6月28日 (火)

電車のレールには電流が流れているのに触っても感電しない理由

電車は架線から電気を取って、レールを通じて変電所まで電気を戻している。乾電池につないだ豆電球に例えればプラス側の銅線が架線、マイナス側の銅線がレールである。

架線に触れると感電して死亡の危険があるが、レールに触っても感電しない。レールには電流が流れているにもかかわらずである。

簡単に、その理由をいえば、レールの電位が、我々の電位とあまり変わらないからとされている。ただし、レールが地面にアースされているからという説明は厳密には正確ではない。アースされた状態だと、レールから地面への漏れ電流があると言うことになり、電食(電気による腐食)を起こして付近に埋設された金属製のガス管、水道管、下水管に悪影響を与えるし、通信に誘導障害を及ぼす。

■ レールの電位はどれくらいなのか

前から気になっていたので、計算してみた。

架線は電気をよく通す銅でできているが、レールは鉄だ。鉄は銅の11~13倍の電気抵抗をもつが、レールは架線より断面積が桁違いに大きいので、架線並みに電気をよく通す。よく使われる50kg/mのレールで、長さ1km当たり0.017Ωである。

直流電化区間では5~10kmおきに変電所が設置されている。最も遠い場合で5km。直流電化区間の電圧は1500V(JR在来線など)

電車の消費電力であるが、10両編成をフル稼働させておおむね1600~4000kWである。1500Vで4000kWを得ようとすると、1500で割って、約2700アンペアの電流。

これが1編成レール上にあって、変電所から5km離れた場所から、2700Aを帰電させるとすると、0.017×5×2700÷2=115V (レールは2本あるので2で割った)。

フル稼働の1編成が乗っかっていると、レールの電位は115V。最高になる条件の時であるが、結構、電位は高い。触り方によっては感電する・・・。普通に靴を履いた状態で素手で触れても大丈夫だとは思うが。

実際には、変電所が0V、レールが+115Vとなるのではなく、変電所が-57.5V、レールが+57.5Vとなることが多いようである。漏れ電流のため。

電流も2700アンペア前後と相当な量である。地面に漏れたりするのはよくないので、レール同士は隙間があっても、電気が流れるように、レールボンドで電気的に短絡させてある。

■ レールには電気が流れている

レールに触っても感電しないのはなぜですか?という質問に、的はずれな回答が出回っている。レールに電気が流れているというとき、次の3つの意味がある。

1.上に述べたような帰電線としてのレール

2.信号用の電流・・・電車がレール上にあることを信号機に知らせる電流、直流電化区間では交流を用いる。二本のレールの間に例えば24ボルトの電位をかけて置く。二本のレールを車輪などで同時に踏めば短絡されて、信号電流が流れ、信号を赤にする。よほど運が悪くない限り、この信号電流で重傷を負うことはないように思う。

3.古い地下鉄の第三軌条・・・銀座線、丸ノ内線などでは架線の代わりにレールの横に、もう一本のレールが敷かれている。これは架線の代わりに使う高電圧が流れているレールなので、これを触るのは架線を触るのと同じ。トンネルのサイズを小さくするために、架線+パンタグラフの代わりに敷設されたものである。

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2011年4月16日 (土)

母親の知りたい放射線の影響

知人から、放射線の影響に関して、世の中の母親の知りたがっている情報が少ないと言われましたので、下に簡潔にまとめてみます。以下に記してあるしきい線量の値は、いくら以上なら危険という値ですが、おおむね1~5%の人に影響が出はじめる線量です。

Q 放射線を浴びると将来、不妊になるのか。 

A まず、不妊は急性障害で、がんなどの晩発性障害とは違います。大量に浴びた時、比較的すぐに不妊になります。ですので、遠い将来に、不妊の症状が初めて現れるということはありません。今のところ、福島では不妊の心配はいらないと思われます。

また、放射線による不妊は、しきい値のある確定的影響です。つまり、下に記した量以下の被ばくでは、不妊に関する症状は全く出ません

女性の場合、650ミリシーベルト以上被ばくすると一時的に不妊になり、2500ミリシーベルト以上被ばくすると永久不妊になります。不妊に関しては思春期以降に被ばくする方が影響が大きい。

男性の場合、150ミリシーベルト以上で一時的に不妊になり、3500ミリシーベルト以上で永久不妊になります。ただし、不妊になるのは被ばく後、6週間後以降(精子の寿命が約40日あるため)。

以上は、女性の場合は卵巣に、男性の場合は精巣に被ばくした場合です。

余談ですが、放射線の害が余り知られていなかった昔、一種の不妊手術として、女性の卵巣に放射線を当てていたこともあるそうです。対象は特殊な職業に就く女性だったそうですが・・・。

Q 妊娠中の奇形が心配なのですが

A 妊娠15週頃までの器官形成期(様々な器官が作られている時期)に、150ミリシーベルト以上浴びると奇形発生の危険があります(この数値は放射線関係の資格試験で暗記が必要な数字です)。これはしきい値のある確定的影響なので、150ミリシーベルト以下では奇形発生の危険は全くありません。もし、150ミリシーベルト以上を被ばくする可能性があれば、妊婦は避難していると思われます。

着床前期(受精卵が子宮壁に着床する前)の被ばくでは、受精卵が死亡するか(胚死亡)、正常に生まれてくるかのどちらかになります。100ミリシーベルト以上で胚死亡の危険があります

胎児期(器官形成期でできあがった器官が大きくなる時期)では、200ミリシーベルト以上で精神発達遅滞500ミリシーベルト以上で発育遅延、新生児死亡が問題となります。発育遅延は幼小児期の被ばくでも同様。

以上の奇形発生、胚死亡、精神発達遅滞、発育遅延、新生児死亡は、いずれもしきい値のある確定的影響で、しきい値以下では全く影響がありません

広島、長崎の被爆者を追跡した疫学調査では、小頭症と精神発達遅滞が特に問題になっています。人間の胎内被ばくで確認されている奇形は小頭症だけで、その他の奇形は確認されていないとされています。

ちなみに、胎児の時に被ばくした人が大人になったとき、がんになりやすいかですが、広島、長崎の被爆時に胎児だった人が、ようやく、がん好発年齢に達した状況なので、まだ統計的データがそろっていないようです。これまでのところ、がんの有意な増加はないそうです。

Q これから作る子どもに遺伝的影響は?

A データが少なくてはっきりしたことは言いにくいです。遺伝的影響は確率的影響とされていて、いくら以下ならゼロになるといったしきい値がありません。被ばく量が少なければ、影響の確率が低くなるだけとされています。これから子どもをもうける若い世代はできるだけ、被ばく量を少なくする方がいいと考えます。そのような若い人が原発で危険な作業をするのは避けるべきです。

ただ、広島、長崎の被爆者を追跡した疫学調査では、被爆した親から生まれた子どもと、被爆していない親から生まれた子どもに有意な差はないと報告されています。

ちなみに、マウスやショウジョウバエでは遺伝的影響が実験で確認されていて、親とは違う形質をもつ子どもが生まれています。

人の場合、自然に起きている遺伝子突然変異率の値を2倍にするのに必要な放射線の量(倍加線量)は1000ミリシーベルト程度とされています。

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2011年2月13日 (日)

「最先端・次世代研究開発支援プログラム」に応募して玉砕

参考 内閣府のWebへのリンク「最先端・次世代研究開発支援プログラムの研究者・研究課題の決定について」

「最先端・次世代研究開発支援プログラム」という若手(45歳以下)、女性研究者(年齢不問)を対象にした大型予算の公募が昨年にあった。4年で2億円が上限という、科研費の特別推進研究並みの潤沢な予算である。前年度にあった別の研究関係大型予算をイレギュラーな形でバッサリ切って、この予算に充てたという。すべての都道府県から採択者が出るようにするという点が、石川県の研究者には魅力的であった。

応募締め切りは昨年5月、書類選考をもとに8月にヒアリング(プレゼン・質疑応答による審査)を実施すると書いてあったので、そのヒアリングに呼ばれなければ採択される見込みはないのである。ヒアリングに呼ばれなかった時点で、私の応募した課題は不採択を意味していた。そのときに、「不採択」の通知をもらっても良さそうなものだが、2月10日まで何も通知は来ていなかった。採択者が正式決定するまで、不採択者の方にも正式通知しないということだったのだろう。

2月10日に不採択の正式通知をもらった。もともとあてにしていなかったので、落胆してはいない。3年で2億1800万円の特別推進研究を経験した身としては、むしろ靄が晴れたような複雑な心境である。大型予算が当たれば、ほぼ100%近いエフォートでそれにかかりきりになるのは良いとしても、プロポーズした成果を出さないといけないので、挑戦的なリスキーな研究はできなくなる。大型予算、当たらなければ当たらないで、挑戦的な別の研究に時間を使うことができる。負け惜しみではなく、ここは実に複雑な心境である。

【採択者数】
○グリーン・イノベーション:141件(応募件数 2,398件)
○ライフ・イノベーション:188件(応募件数 3,220件)
※採択数合計:329件(応募総数 5,618件) 採択率5.86%

採択率はかなり低い。

採択された最先端・次世代研究開発支援プログラムの研究者・研究課題リスト(五十音順)ダウンロードを見てみると、 やっぱり旧帝大系、特に東大、京大が強いと思った。

(以下は、私がざっと数えたので間違えている可能性もある)

東京大学43件、東京工業大学15件、京都大学36件、北海道大学7件、東北大学31件、名古屋大学11件、大阪大学25件、九州大学13件・・・

旧帝大で166件、東工大を足すと181件。旧帝大だけで半分を超えている。

大学以外では理化学研究所10件、産業技術総合研究所7件が目立っている。民間ではNTT2件、東芝1件。NTTは設立経緯からわからなくもないが、東芝・・・。

筑波大学3件、神戸大学1件。東工大以外の「工業大学」では、名古屋工業大学2件。

石川県からは金沢大学6件、北陸先端大1件。あえて書くことはないかも知れないが金沢工業大学は0件。

近隣県では福井県立大1件、富山大1件。

私立大学では、慶應義塾大学4件、早稲田大学3件、日本大学2件、東京理科大1件、東京都市大学(旧武蔵工大MIT)1件、東海大学2件、同志社大学2件、学習院1件など(医科大は略)。

私立大学は弱い。

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2011年2月 7日 (月)

北鉄バスが同じ名のバス停に2回止まる訳

先日、交通辺鄙な場所で飲み会をするというので、自宅から北鉄バスのマイナーな路線48番系統というのに乗った。金沢大学(角間)と野々市車庫を結ぶ、電車の駅を通らない郊外同士を結ぶ路線である。

乗っていると、「有松(ありまつ)」というバス停に差し掛かったとき、「有松には二か所で停車します」とアナウンスがあった。まず、「有松」の1個目で停車して、出発した後、「続いて、有松」とアナウンスがあり、またもう一つの「有松」バス停で停車する。

なんで同じ名前のところに停車するんだろう。それなら、どちらか名前を変えたらいいんじゃないかなどと考えていたが、その理由が分かった。同じ名前じゃないとダメなのであった。

この路線はターミナル駅を結ばない路線である。主要なバス停(金沢駅、香林坊など)から出ているバス路線は、有松交差点で3方向に分岐する(下図)。左折(泉が丘方向)、直進(上有松方向)、右折(二万堂方向)である。それぞれ有松の交差点を過ぎた後に、「有松」のバス停が設置されているのである。3方向それぞれの上り、下りを合わせると6つの「有松」のバス停があることになる。

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私が乗ったマイナーな48番は、金沢・香林坊方向へ行かないので、場所の違う「有松」のバス停を2回通過することになる。だから、2つの「有松」で止まったのであった。図の赤が本数の多いバス、青が私の乗ったマイナー路線。

この2個の有松バス停は、バス停1個分くらい離れているし、何より、どちらか片方の停車だと旅客案内上、不都合なのであろう。

野町駅から金沢駅西口を経由して県立中央病院に向かうバスも、同じような理由で武蔵ヶ辻のバス停に2か所で停車している。北鉄バスは網目状に路線をもっているので、このような例は多いのであろう。

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2011年2月 4日 (金)

「ひとり実験禁止」は安全管理の基本

一人きりの実験は危険なので禁止」が、安全管理の基本である。実験に限らず、一般的な作業でも同様だ。事故で、自分が動けなくなったり、気を失ったりして、自分で対応できないようなときに、気付いてくれる人がいなければ、極めて危険な状況になる。誰か周囲に気付いてくれる人がいれば助かったのに、あるいは軽症で済んだのにという事例が少なくない。

工場などの作業場では「一人作業禁止」、実験室では「一人実験禁止」。

こんな例がある。液体窒素を製造装置から専用容器に移す作業を一人で行っていた男性。ちょうど配管の霜取りをしたばかりで、液体窒素が中を通る金属部が露出していた。うっかり触ってしまい、手が取れなくなった。無理に取ろうとすると皮膚がはがれそうである。でも、早く取らないと凍傷になってしまう。口で温めてとろうと、くっついた部分をなめたら、今度は口までくっついて取れなくなってしまった・・・。

誰かそばにいればお湯を持って来てもらうなりして、何とかなったはずだが、一人で作業していたのが不運であった。

で、一人実験禁止、ひとり実験禁止の貼り紙でもしておこうかとベタなポスターを考えた。「hitorij.doc」をダウンロード

Htr_jik_2 

ムンクの『叫び』が元ネタのパロディ、いわゆる二次著作物です。ムンクの著作権は既に消滅しています。知人に見せたら面白がって、使わせてくれと言っていたので、臆面もなくここに掲載しました。使いたければ、自由に使ってください。二次著作者の権利は無視して構いません。

最先端の繊細な作業を伴う実験は、他人がいることによるノイズを嫌うことが多い。一昔前、STM(走査型トンネル顕微鏡)で分析している研究者は、隣室で人が歩いているだけでノイズが出て測れないと言っていた。「針が動くんだよっ!」とよく隣室に怒鳴りこんでいたという。人がおらず、地下鉄もエレベータも停止した深夜でないと、良い信号が取れないと、よく言っていた。

こんな場合でも、安全が優先することはいうまでもない。原因、状況がよくわからない状態で、翌日、遺体となって発見されることは避けたいものである。目撃者がいないので、原因の推定しかできない例も少なくない。

ちなみに、阪神淡路大震災における死亡者数の年齢別分布では、高齢になるほど多くなる傾向があったのだが、その傾向とは別に20代の死亡者数が突出していた。これは20代に一人暮らしが多かったためとされている。一人暮らしでなければ、相当の割合が死亡から免れたということだろう。

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2011年1月29日 (土)

研究室で実験生活をするときの小さな注意事項

大きな注意事項としては、安全防災関係、特に「ひとり実験禁止」などが挙げられるが、ここでは本に書いてないような比較的小さな注意事項。

  1. 実験の時は、秒表示のある時計を持つこと。携帯電話を時計代わりにしてもよいが、秒の表示は必須。ドコモdocomoの携帯は現在、秒の表示ができないものがほとんどなので、別に秒表示のある時計を持つ必要がある。(ドコモの携帯は何で秒表示ができないのか謎である)
  2. 実験、考察に使用するPCの年月日、時刻は正確に合わせておく。秒まで合わせることはないが、分単位まで正確に。一般にPCの時刻は数分ずれていることが多く、混乱を生みかねない(経時変化の測定で実験ノートとずれるなど)。
  3. 実験ノートには、各操作の時刻まで記入する。混合して30分待ちのような実験で、時刻をノートに書かずに時計を眺めている人が多いが、これはNG。
  4. PC制御の分析機器を用いることが多いが、PCでの「ファイル名」は実験ノートに記録しておく。また、ファイル名が指定できる場合は、情報を的確に有するファイル名にすることが望ましい。そうしないと後で対応がわからなくなることがある。特に他人が見たとき。
  5. 分析装置では、操作者(オペレータ)名、サンプル名、測定条件などを入力できるものが多い。面倒だからと空欄にする人が少なくないが、これらをきちんと正しく入力しておく。特に、前に入力してあるものをそのままにししない!間違いのもとなので、これは絶対NG
  6. 油性ペン(名前書きペンのような細いものでよい)を必ず持つこと。ガラス器具、容器、袋などに後から情報を書こうとしたり、情報を書いた紙片の上に置いて区別したりすると間違えることが多い。油性マジックで直接、書くこと。
  7. 保管用のサンプル瓶の表記は物質名だけでなく、氏名、年月日を記載する。月日だけでなく年も必要。原則西暦の下2桁(平成表記の時はHをつける)。他人が実験ノートと照合できるようにする。
  8. 土足禁止でない部屋でも、靴の泥、砂はできるだけ落としてから入室すること。
  9. キムワイプで鼻をかまない。ティッシュを使いましょう。
  10. 実験室の蛍光灯が点滅したり、切れたりしたら、必ず交換する(交換を施設部に依頼する)。蛍光灯が点滅したまま、2,3日、放置する研究室は何らかの問題を抱えていることが多い。

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2011年1月 9日 (日)

Panasonicの長寿命白熱電球は通常タイプより早く切れる。再現性あり(n=3)。

2009年10月29日のブログ『白熱電球を長寿命タイプと普通タイプの両方に交換してみる』、および2010年4月15日のブログ『長寿命タイプの白熱電球が、普通タイプよりも早く切れてしまった。定格寿命内にもかかわらず。』で、同じメーカーの長寿命タイプの白熱電球と標準タイプの白熱電球を同一条件で使用すると、なぜか長寿命タイプの方が早く切れてしまうことを書いたのだった。これについて、メーカーに苦情を言って、長寿命タイプの新品を取り寄せて比較してみたのだが、長寿命タイプの方が早く切れることについて、再現性があるようである。

長寿命タイプはパナソニックPanasonicの長寿命ミニ電球(LDS100V54WWL)、定格寿命4000時間のもの。標準タイプはPanasonic(National)のミニクリプトン電球(LDS100V54WWK)、定格寿命2000時間のもの。

同じ電圧で同じ環境で、同時に点灯・消灯する条件で、交換日と切れた日を記録した結果が、下表のとおりである。1日当たり、おおむね8~10時間点灯している。

表1 白熱電球を同一条件で使用した場合の寿命

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長寿命タイプの2個目、3個目は、それぞれ1個目、2個目の短寿命に関して、Panasonicのお客様相談センターに苦情を言って、送ってもらったものなので、製品のロットが悪いとか、電器店での取扱状況が悪いということではないはずである。それでも早く切れている。

100ボルトタイプの白熱電球なので、100ボルト以上の電圧(例えば105ボルトなど)が来ている場合、寿命が短くなることはよくあるとしても、標準タイプの方が定格通り使用で来て、ほぼ倍の価格の長寿命タイプが早く切れるのは納得できないことである。

どんな品質管理をして出荷しているのかも疑問だが、今でも店頭で倍近くの値段で安いものより早く切れてしまう「長寿命タイプ」が並んでいるのを見ると、何とかならないものかと思う。

我が家は、電池は全て金パナだし、掃除機、冷蔵庫、加湿器、炊飯器、エアコン、自動パン焼き機と、Nationalブランド、Panasonicブランドの製品をたくさん愛用しているだけに少し残念である。

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